詩人:香奈
愛しい人がいる
その人の名前を
何度も
何度も
呼んで 想って
『愛してるよ』
と言葉にする
でも
私と『彼』の間には
決して壊れる事のない
壁がある
どんなに
『愛してる』と
叫んでも
どんなに
『会いたい』と
願っても
壁があるかぎり
『会う』事が出来ない
聞こえるのは
『声』だけ
『愛してる』
「うん、愛してるよ」
何で会えないの?
何で触れ合えないの?
『ちゃんと』
触れ合って
愛し合いたい
言葉だけじゃ
足りない
だって私は
あなたの
匂いも 体温も
知らない 分からない
寂しい…寂しい…
会いたい会いたい…
私は独りぼっち
あなたが居なきゃ
寂しさで泣いちゃう
どうか
『壁』を壊す方法が
見つかりますように
そう祈りながら
今日もあなたを
想って眠ります
夢でなら会えるよね
―――――――
※分かる人にしか分からない詩かな
もし分かって、この詩が異常だと思っても
かまいません…