詩人:どるとる
光と影は常に互いに共存しあっている光がなくとも影は存在できず影がなくとも光は存在できずだから光と影は常に人の心の中に巣くうんだ 光を求めさまよう右手つかんだものは光とは似ても似つかぬ小さな星屑 ああ なんでだか泣きたくなっちまった 君と僕が光と影だとすればなぜ共存できないのか その答が簡単すぎて悲しすぎて泣きたくなるんだ それは言うまでもなく君も僕も光と影のような存在にはなりあえなかった それだけの理屈で。