詩人:どるとる
花火をやろう 夢の後始末のようにバケツの中に 泳ぐ金魚たち縁側で食べた西瓜そっちのほうが大きいなんて言い合ったりして夏に見た夢 今は遠くて 陽炎のように胸の中 揺れるだけあの日の気持ち まだ言えずにいるだけど、鼻緒切れるようにきっとつかの間の戸惑いさ会いに行くよ 会いに行くよ あの日の僕で会いに行くよ 会いに行くよ あの日の君へ。