詩人:どるとる
夕暮れ 帰り道
歩道橋の下をくぐったら
いつものように 公園に寄り道
さっきまで誰かが乗っていたのかな
ブランコが寂しそうに 風に 揺れている
なんとなく どことなく 切なくなるんだ
近づいてくる夕闇がなぜか恐くって
背を向けて走っても気づけばすぐに
走る僕に夕闇が追いついて空の果てまで
墨色に 染めてしまうんだ
今日も夕暮れ
ありきたりの景色の中に そっとぬくもり探して
人恋しくなってしまったよ
さっきまでつないでた手が熱い
いつまでもいつまででも
僕はあなたと二人 終わらない夕暮れの中
優しい優しい色に包まれながら歩いていたい そう思いながら 今日も帰路に着く
なんとなく どことなく 切なくなるんだ
近づいてくる夕闇がなぜか恐くって
背を向けて走っても気づけばすぐに
走る僕に夕闇が追いついて空の果てまで
墨色に 染めてしまうんだ
さよならの向こう側 また明日ねって言う君が遠ざかるのを
僕はいつまでも見ていた
そして今日も。