詩人:ふくざわゆいと
周りにかなわなくて 羨ましかった
悔しくて 虚しくて 涙した
そんな夜もあった
何がしたいのか 自分でも分からず
なぜ不安なのか 自分でも分からず
ハメを外してみたい時もあった
酔いつぶれて バカしたかった
けれど どうすることも出来ず
手首を切り 紛らわし続けた
「どうして自分だけ こんな目に遭うの?」
過去を拭いきれないまま
心の時間が止まったまま
「誰かボクの痛みを知ってくれ!」
心のどこかで 叫んでた
優しさに 温もりに ただ
触れたかっただけ…
もう誰もボクのそばを離れない
保証が欲しかっただけ…
ホントはこんなにも醜くて
弱い自分でも 認めて欲しいだけ…
ただ それだけなのに…
傷つくことを恐れて ボクは
声も出せず 黙り続けている…
いつか きっと分かり合える
愛し合える 誰かに出会うと
わずかな希望を 握りしめて…