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詩人:どるとる
辛いこともたまにはありますが
どうにかこうにか日々をつないでいます
どうしようもない何かにいつも
生きることを押しつけられているようさ
歩道橋の上から見えるいつもの街並み
ずっと向こうの空で沈んでく夕日
涙に滲んでぼかし絵のようだ
あなたの声に耳をすますと まるでこの世界には悲しいことなんてないように思えるんだ
あなたの 肌に触れると まるでこの世界には幸せしかないように つかの間の夢にひたれるんだ
今日も悲しいことがあったよ
傷もつくったよ
慰めておくれよ その魔法の声で
包み込んでおくれよ そのぬくもりで
消えてしまいたいと思った今日の僕を全部嘘にしてしまっておくれよ
目を閉じても 耳をふさいでも
消えないものをいつも抱きしめていたい
終わりあるこの世界で永遠を 願うなら せめて終わりまでのひとときを変わらない気持ちで
大好きだと何度でもささやいて たったひとつの思いを守り抜いて行くのさ
ほらここにひとつ小さな箱をイメージして
その中に ありったけの思いをつめこんで君に贈り届けよう
あなたの声に耳をすますと まるでこの世界には悲しいことなんてないように思えるんだ
あなたの 肌に触れると まるでこの世界には幸せしかないように つかの間の夢にひたれるんだ。