詩人:山崎 登重雄
日没までの休日を
共に暮らす人と過ごす
それは いつもと変わらぬ行程で
ただ 時間がゆっくりと流れている
彼女が転がり込んで 一ヶ月半
洗濯物と 食事
会話と 眠り
そして 温もりが増えた
穏やかに過ごせればいい
そう願い そう祈る
現実の葛藤は あやしながら眠ればいい
胸にしまいこんでいる疼きは
いつの日か
日没までに いつもの通り
洗濯を済ませ 風呂に入る
遅く起きて 寝ぼけている彼女と
遅い食事を取ろう
彼女が望むまで
この胸の疼きを あやし続けて
終わりはいつの日か来る
今日は 休日