詩人:どるとる
宇宙の闇に浮かぶ
天体を観るように
未来を観ていました
僕のちっぽけな想像で作り上げた望遠鏡から眺めてた未来はとてもまぶしかった
あの頃、僕が見ていた夢は
叶うはずもないような大きすぎる夢で
だけど子供の夢なんてそれくらいでいい
お父さんとお母さんは笑って言ってくれたけど 「夢のまた夢」って思っていたのかな
だけど僕が見ていた夢は幻なんかじゃなくて
夢は手が届かなくても夢なんだってことに気づいたら
少し楽になれた
だから僕は今もたまに見上げるよ
あの頃見ていた未来を 遠くから。