詩人:46
淡々と流れていく
段々と忘れていく
苦しみが悲しみをうんで
切なさが湧いてきます
凡凡と過ぎていく
カラカラに乾いてく
目の前の光をよそに
暗闇に潜みます
時計は止まりはしないしな
時間は待ってはくれないな
焦って走ってまた転んで
地味なかすり傷をみつめるの
そうやって
怖いビビった様子で空見る余裕もない
どうやって
未来明るく描き出せるか分からない
僕だって
弱い戯言ばかり呟きたくもない
君だって
辛い顔みせてほら安心させてよ
独りじゃないよと
時計は止まりはしないしな
時間は待ってはくれないな
諦めてくたびれて
この世が終われと呪う毎日は嫌だよ
もうだって
見たい世界でさえ怯え震えてしょうがない
間違って
期待外れな道で崩れ落ちたくない
僕だって
強い心が初めからないわけじゃない
君だって
暗い顔見せてほら安心させてよ
独りじゃないよと
涙流してよ
僕と同じように