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詩人:☆つばき☆
朝のニュースで今年の初雪が降ると聞いた僕はいつも通り街に出る
風は強く空は薄暗くて今にも街が白く染まりそうだった
微かな記憶辿り
ここまで来たんだ
街外れの公園
ふと思い出したあの日…
突然の雪
積もるかなって
無邪気に微笑んだ
白い吐息が揺れる
あまりに早く
あまりに遅すぎて
何も出来なかった
僕はいつかの雪だるま
やがて初雪がキレイに白く染めた街を眺め空を眺め
騒ぐ子供達
昔の僕らに似ている
響く声がやけに耳に残る
今も消えぬ想い
どうすれば消える…?
何故その事ばかり
考えなければならないの…?
偽りのない
この想いが
どうか届くようにと願ってもいいですか?
君が好きだよ
どんなに離れても
ずっと想い続ける
僕はいつかの雪だるま