詩人:どるとる
あなたは生まれたことを 心からうれしいと思えますか
あなたは生きていることを心から 幸せだと思えますか
親にさえも 愛されない子供たちは
はたしてあなたと同じように 思えるかな
「愛されないくれないなら生まれなければ良かった」
子供にそんなふうに思わせるくらいなら 子供を産むなんて考えないことだ
「不器用なその手で
出来損ないの心で
僕はあなたを
愛していたいから
あなたを生んだのさ」
そんなふうに 思ってくれる 親に育てられる子供は幸せさ
日々切り捨てられる命に 誰もが目を伏せたまま
見ようとはしない現実に広がる闇を 今白日のもとにさらけ出して
それを悪だと僕は叫びたい。