詩人:どるとる
僕がつくるのは 詩じゃないかもしれないけれど
それでもいいさ わかってくれる人がいるさ
ほらね今日もどっかしら悲しくて うれしくて 辛くて
ねえだからそばにいてねやさしい人よ
すべての言葉を
使い果たしたときに
君がくれる言葉が
一番僕の心に届くから
特別な言葉や 技巧的な凝った言葉はいらない
ただの言葉が 死にそうな僕を救うよ
僕が歌えるのは 歌なんて 胸を張って言えないかもしれない
それでもいいんだ
わかってくれる人が一人いれば
ほらね 今日も日は暮れてゆくだろう
何かをなくして その何かの代わりに何かを手にしたろう
すべての元気を使い果たしたときに
一歩も歩けない僕を支える足になってくれる
魔法じゃないから 種や仕掛けだらけさ
それでも そんな当たり前が僕を助けてくれるよ
回り続ける 季節の観覧車
命を運ぶ ゴンドラは 乗り降りを繰り返す僕らをただ黙ったまま見送る
僕もいつかさよならするかなぁ
すべての言葉を
使い果たしたときに
君がくれる言葉が
一番僕の心に届くから
特別な言葉や 技巧的な凝った言葉はいらない
ただの言葉が 死にそうな僕を救うよ
この世界とさよならするときには 君と最後まで 君と最後まで。