詩人:どるとる
傘を忘れた 間抜けな僕をあざ笑うように
強さを増して 降り出す雨の意地悪
屋根を叩く 雨粒のリズム
いつの間にか ビートを刻む僕の右足
楽しげなステップ
誰もが 雨の日は どこか浮かない顔
どうせなら 濡れてしまえ 心まで
雨が止むのを待たないで 飛び出した雨の中
七色傘の中を くぐり抜けて
踊るのさ ときめきのリズム
ふらふらなダンスで 街を縦横無尽
もう 止まれない 不思議なキモチ
僕はまるでムービースター
まとわりつく雨粒はじいて
悲しみにさえも微笑んでみせる
雨のち晴れで 繰り返されるセンセーション
笑顔忘れた 君の顔に魔法かけてあげよう
なんとなく 雨の日は引きこもりがちさ
表通り 咲き乱れる傘の花
カタツムリだって雨宿り 濡れるのは誰だってイヤさ
誰もが誰かを待っているんだよ
たとえば太陽みたいに笑う君を
傘なんか放り出して 心だけは裸のままで行こう
水たまり 飛び越えて パステルカラーの彼方へ 逃避行さ
気ままな 感じで 好き勝手に踊るのさ
自由自在 ルールなんて無用
誰も彼もみんなスーパースター
雨もしたたる なんたら
涙にさえも 喜んで濡れてやるさ
雨のち晴れで 繰り返されるローテーション
ひとり雨の中 立ち尽くす君に
差し出すのは傘じゃなく とびきりの笑顔さ
七色傘の中を くぐり抜けて
踊るのさ ときめきのリズム
ふらふらなダンスで 街を縦横無尽
もう 止まれない 不思議なキモチ
僕はまるでムービースター
まとわりつく雨粒はじいて
悲しみにさえも微笑んでみせる
雨のち晴れで 繰り返されるセンセーション。