詩人:どるとる
目で見えるものなどたかが知れている
耳で聴こえるものなどたかが知れている
おまえの心が なんとなく感じたものが
暗闇に光を描く その助けになる
たとえば 子供の瞳の中にたぎるものさ
どこまでもただまっすぐで純粋無垢な
偽りのない 真っ白な 思い
感情という名の つかみどころのないものに
訴えかけている 僕らの声がつかんだもの
その感触が確かに 魂を揺さぶったら
ほら、目の前にある愛を 強く抱きしめるんだよ
おまえは 僕の大切なんだと 叫ぶのさ
暗がりにおそれて 目を閉じたらもう
見えるものも聴こえるものも限られてしまう
わからないすべてを紐解こうと思ったら
形のないものにさえ触れた気になる
たとえば 誰かが握ってくれる手さ
真に価値のあるものはきっと 人が生まれながらに手にしてる
感情と感情を重ね合わせても生まれるものは
ありきたりで でもどこか輝いている
あなたが僕を強く抱きしめるたびに
生きてるって 愛されてるって気づく
僕らは そんな何気ない支えを糧に
絶え間なく 続く日々を生きてるんだ
視界を遮る闇に 目を凝らせば
だんだん見えてくる
嘘をつくことに慣れていた
そんな自分を責めることが出来ない
弱い自分に 向ける拳を今 握りしめて
黄昏るばかりの自分に振り下ろそう
感情という名の つかみどころのないものに
訴えかけている 僕らの声がつかんだもの
その感触が確かに 魂を揺さぶったら
ほら、目の前にある愛を 強く抱きしめるんだよ
おまえは 僕の大切なんだと 叫ぶのさ
感情と感情を重ね合わせても生まれるものは
ありきたりで でもどこか輝いている
あなたが僕を強く抱きしめるたびに
生きてるって 愛されてるって気づく
僕らは そんな何気ない支えを糧に
絶え間なく 続く日々を生きてるんだ。