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[185218] 空からの贈り物

詩人:どるとる

ねえ 君のことをはじめて抱いた日のこと
まだ小さな手を まだあどけない笑顔を

精一杯動かしながら 僕の指をつかんだ
君の確かなぬくもりが 僕の冷えた心をあたためたよ

長く降り続いていた雨は上がり 嘘のように晴れ渡っていく空

神様なんて信じてはいない僕だけれど
その時ばかりは信じてもいいと想った

ありがとうって何度も繰り返したよ
僕にこの子を授けてくれて とてもうれしいから

あらん限りの愛で抱きしめた 小さな空からの贈り物

ああ 生まれたてのミルクの匂いの君は
よちよち歩きで確かな一歩を踏み出した

目一杯 笑いながら
泣くときは泣いて
子供はね 素直に感情を表現するんだね
大人みたいに嘘をつく必要がないから

長く 思えた 時間は過ぎて あれからいくつもの季節が流れた

愛というものがこの世界にあるとすれば
それは紛れもなく君のことだと思うよ

愛してるって何度も言ってみたとこで
なんにも出来やしない不器用な僕ではあるけど

君が僕にそうしてくれるように
僕も君のことを愛し続けてみせるから

ずっと一緒にいようね 僕の愛する君よ

ありがとうって何度も繰り返したよ
僕にこの子を授けてくれて とてもうれしいから

あらん限りの愛で抱きしめた 小さな空からの贈り物

持ちうるすべての力で はぐくむよ 尊い空からの贈り物。

2014/06/14 (Sat)
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