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[159473] BBS: うたにゆだねて

詩人:山崎 登重雄


子守唄の記憶に包まれて 生きて行くんだなきっと

ずっと僕らは子供のまま 母なる愛を 褪せない愛を

探して 探して 探して


やがて誰もが恋をして 寄り添う場所を求める

そんな毎日に必ず 流れるのさ あの 記憶のメロディー


僕がいて 君がいて みんながいて

みんながいる輪の中に 僕がいる

小さくても 大きくても 独りの雫でも

時にとけて行くのさ 心にいつも 流れる唄とともに


母に合わせて唄を覚えた 生きることとは唄うこと

僕らはあの日々のままに 母なる愛を 褪せない愛を

唄って 唄って 唄って


やがて誰もが愛する人に 約束の場所で唄う

たとえ涙知るとしても 流れている メロディーに すべてゆだねて


僕が唄う 君が唄う みんなで唄う

人は歌声の輪の中で 生きて行く

小さくても 大きくても 声にならない響きでも

時とともに 織りなして 唄とともに 染め上げて

いつだって いつまでだって 流れているこの唄


唄うんだ僕は 届けるんだ僕を あしたの僕に

声を合わせて 唄ってほしい 愛する人よ


たとえ涙知るとしても 唄い続けるから

色褪せることなどありはしない この唄に すべてゆだねて

2010/08/11 (Wed)
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