詩人:どるとる
眼前に広がった青水しぶきあげて波は長い夜を飛び越えていくほら見てごらん飛び魚のような先を急ぐ人の群れ何をそんなに急ぐのか僕は持て余した時間をとにかく 適当なつくり笑顔で埋め尽くしてた不意の五月雨に傘を開いてパラッと雨粒をはらったら遠くで雷鳴の気配 ほら君の肌を突き刺す懐かしい痛み それは消えない夏の影今、誰もが 街並みを染める 青に融けるやがて、太陽は灼熱の雨を降らすんだ。