詩人:どるとる
流れる 星に 願いかければ
叶うって言う君の言葉はどんな
言葉より 素敵に僕の鼓膜に落ちる
約束はしないよ つまらないから
約束しなくても会えるのが僕らだろう
なんとなく 会いたくて
なんとなく 笑ったよ
なんとなく 泣きたくなって
うれしさもあふれ出す
それはいつかの奇跡 ちょっとした魔法
優しくされるたびチクリ胸を刺す痛み
尖った恒星の見えないトンガリが
君の前では僕を 少し強がらせる
不似合いな強がりが連れてきたのは
いつぞやの悔し涙と青いハンカチ
回り続ける運命の輪に逆らい続けて
このまま二人は ただまっすぐに終わりに向かう
スピカ。