詩人:どるとる
絶え間ない人の流れの中
その流れに逆らうように生きていたい
わがままな僕らは楽をしたいけれど
苦労しているように人に見せたくて
ちょっとは嫌なことも我慢してみるけど
最初から逃げ腰ですぐ諦める
現状を投げ出す
独りは嫌だけど 馴れ合いはしたくない
食べず嫌いの子供たちは口にもせずに
見た目や想像だけで毛嫌いする 天の邪鬼
あらゆる矛盾の中に身を置いているのです
何処まで行ったらいいんだろう
肝心なことは相変わらずわからないまま
殴られた試しがない為に人の痛みがわからず
傷つけても悪びれない
それは誰が悪いんだろう
悪いことは悪いと教えない大人が悪いよ
でもねそれを言うには今更遅いよ
世の中にあふれる不条理や理不尽は
どこから生まれてどこへ行くのだろう
かなり切実な問題だ 先が危ぶまれる
僕たちはいつから親の背中から目をそらすようになっただろう
大人の言葉が信じられなくなっただろう
幼稚な大人はまたしても言うんだ
「時代のせいだ」
独りは嫌だけど 馴れ合いはしたくない
食べず嫌いの子供たちは口にもせずに
見た目や想像だけで毛嫌いする 天の邪鬼
あらゆる矛盾の中に身を置いているのです。