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詩人:感動マニア。
ざわめく街が疲れて眠り
落とし忘れた厚化粧の跡が
音もなくまたたいている
すきまからもれる明かりをたよりに
てさぐりでTVをつけた
思いのほか大きな音に
あわててvolumeを下げた
きっとこんなバカ騒ぎを
年明けまで続けるんだろう
くだらないGagを横目にあしらい
寒い Beerを取り出した
冷え切ったHot Carpetに
あわててswitchを入れて
この時間だけは 六畳一間の王様
室温と体温が上がったら
宴会をしたい気分
今年も なかなか
充実した日々を駆け抜けた
寂しいとか恋しいとかは思わない ただ、
一人 Tonight...君といたいだけ
夜が更けてゆく
夜更かしで眠い目をこすりながら
午前8時 二人で歩いている
街路樹のかげにはIce
君はTap Dance
開店前のShow Windowが
笑い声を返す
吹き抜ける風が冷え込んできたら
手をつなごう
今日も Light Upされる前に
街を通り抜けた
愛とか幸せとかは分からない ただ、
二人 Forever...君といたいだけ
年が暮れてゆく
(2005/Dec.)