詩人:どるとる
夕日の色が綺麗に見えるのは
心が澄みきっているからだ
ほら 見えないものも見えるんだ
たくさんの人が歩く街を見渡せば
人の心の汚れが際立ってる
こうして耳をすましてみれば
誰かを傷つける人の言葉が聴こえるんだ
生きていくただそれだけで
耳を塞ぎたくなるような
目を伏せたくなるような現実がある
隣り合うように
寄り添い合うように
今日と昨日が
抱き寄せ合って
明日がそこに生まれる
流れる人波の中 心は置き去りのまま
人は何処へ行くのか
心を持たずに明日へは行けない
だから僕はただ心に忠実でありたい
だから僕はただ心に面と向き合いたい
心に心を重ねて
あらゆるすべてと
手を交わしたい。