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[185511] 時代

詩人:どるとる


僕らは人混みに隠れて悪さを働く
嘘をついて何を隠そうとするのか

道端に落ちていた潰れた空き缶に
今の自分の姿を重ねていました

帰り道、すっかり暗くなった街並み
なんとなく寄ってみた公園
風に揺れるブランコ
期待と不安が渦巻いてる

押し寄せては引いてゆく時代の荒波に
さらわれていく小さな貝殻のような未来

誰が悪いのでもなくただ悪が蔓延ってる
人を責めるなら自分の悪をまず責めるんだ

きりもなく繰り返される日々の交々
カレンダーはめくられていく

絶え間なく明日へ明日へと
僕らを急かすように
今日がやって来て
気づけば明日になる
そしていつかこの物語も終わるかなあ

暮れていく空のかなたで沈んでいく夕日
なんでだろう涙がほほを流れていくよ

確かなものなんて何ひとつない世界で
たったひとつ確かなもの それは今を生きる自分さ

今を生きる自分さ。

2014/07/12 (Sat)
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