詩人:雪 刀寿
あの時にあれだったでしょう?
だからここで、こう思っているのですよ。
あの顔がああいう風な感じだったのを覚えていますか?
それで、今、こういう気持ちをしているんですよ、ね。
わたしだけのここ
わたしゆえに今
こんな顔してて、それが気持ちとは合っていなくって、
変な感じで、変わっているムードで、
誰も分からない
何も知られない
いつまでたっても暗い
何をしても機嫌が悪い
そういうわたしだけがあなたに絡む夢を見て、
あなたもその夢に巻き込まれたけど、
あなたはうれしかったようで安心した。