詩人:甘味亭 真朱麻呂
苦く甘いコーヒーのように
僕らは恋をした
何ヶ月かの交際の末に
意を決し結婚したのさ
僕達の恋はおつき合いしていたときのように
何年経っても変わらぬ愛情のまま
二人はまるで七夕の織り姫と彦星のようにお互いに愛し合った
何十年の時はコーヒーを冷まさせてしまったの
なんだか二人はいつの間にか会話も乏しくなっていた
少し胸が痛んだ
不器用な僕は気づいたら君を泣きながら抱きしめてたよ
僕らの恋
時には渋めの恋
時には甘めの恋
まるで
いつか君と飲んだ
エスプレッソ。