詩人:どるとる
言葉は凶器にもなってしまうんだね
人を傷つけることも出来てしまうよ
考えもせずただ振り回させば
関係のない人まで傷ついてしまうんだ
もう何もわからない
だけれどただひとつの明日を見つめてる
ああ毒薬のように 何かを終わらせるためにそれはあるのかなあ
蜜のような甘い匂いにさそわれて僕の命はまっすぐ死へと向かってゆく
口笛のような戯れに口ずさむような
そんなつまらない人生じゃないのです
地平に咲いた一輪の朝陽におはよう
度重なる雨の洗礼に君は傘を開くよ
忘れ去られた日々の様々を 遠く近く見つめながら暮らしてる
昔、誰かが食べた禁断の木の実の味は多分人生に似て複雑な味だ
進んでるようで戻ってく君と僕が向かう先は空より高い雲の上の世界だよ
目を焼くほどに 夕陽があまりにまぶしくてしばらく
俯いてたらいつの間にかあたりは真っ暗け
自分の涙も見えない
ああ毒薬のように 何かを終わらせるためにそれはあるのかなあ
蜜のような甘い匂いにさそわれて僕の命はまっすぐ死へと向かってゆく
それでも不思議と痛みはやわらかい。