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詩人:どるとる
誰もかもみんなに認められる詩より
たった数人に認められるような詩を僕はかぎりなく書いてゆきたい
その理由はきっと僕が誰より知っている
みんなに認められたってそれはきっとつまらない
わずかな人たちの心にあたたかいあかりをともせればいいから
狙ってるわけじゃないけどなぜかそう思う
だから新境地は多分いつまでも変わらない
いつまでもこの場所でいつまでもこのおなじみの票の少なさで定評ですらわからないような僕の存在さ
望むのは だから
小さく光っていること
消えそうでも
消えない
そんなつよいつよい
存在であることだ
認めてくれる
あなたたちの心の中で生きていたいから
かぎりなく満ちていたいから僕は多分詩を書くのだろう
嘘偽りない思いとして
広範囲にわたる活躍をしたいとは思わない
僕は僕で勝手気ままに夢を見る
だから 新境地はいつも半径数センチ
目指すはいつも変わらない
広げもしない
半径数センチだよ
ありがとう
こんなひねくれた僕に票や感想をくれる人たちよ
僕は涙が出るくらい嬉しいんだよ
この小さな電子機械を飛び越えて伝えたいほど感謝と感動があふれている
ありがとう
ありがとう
僕はもう少し
この場所で詩を書きたい
たとえみんなの足手まといになったとしても認めてくれるあなたたちのために僕はまだ詩を書きたい
これが僕の思い。