詩人:ゆにこ
乗り遅れて、途方に暮れたまま
傍観者の遊びをしていたら
目まぐるしいスピードで
世界は動いてくんだなって
あらためて解ったの
もっともっとって、足りなくなって
色々求めちゃって
どんどん継ぎ足して
そんな風に自分が
生き急いでいたことが
よく分かったの
若さに無駄遣いは
ないって言われたけど
武器でいられるうちが
華って、言われたけど
ガムだっていつか
味がしなくなるように
人生もおんなじなのかもねって
本当に欲しいもの、したいこと
なりたい自分が
分からなく、なってたんだ
みんなと全部お揃いにして
安心しきってただけ
ただ流れて、流されてゆく
季節のほうが目の前を
素通りしていただけだったって