詩人:おるふぇ
顔晴ろう日本
緑は
風に揺れて
海が
波を寄せて
美しい景色
記憶の中で
輝き続ける
オギャーと
泣いて
産まれた時から
この国には
豊かな恵みがあって
水も電力も
空気も平和も
当たり前のように
存在していた
甘ったれな僕は
いつもいつも
周囲の厚意に
もたれてばかりで
その中で
思いやりとか
優しさとか
学ぶものがあったんだ
日本晴れのある日に
あっけもなく
壊れたものがあった
道路やライフライン
経済や原子力発電所
思い出のつまった
マイホーム
ズタズタに引き裂かれて
ボロボロに切り裂かれて
一日にして
深く深く
刻み込まれた
傷跡
それでも僕らには
壊れないものもあった
不屈の精神
あきらめない心
一人ひとりに
深く流れ
息づいている
思いやりや優しさ
団結力
顔晴ろう日本
今世界中が
見守り応援している
みんながいるから
大丈夫
もう一度伝えよう
やまとの心
いざとなれば
神風のように
吹くだろう
繋いでいくもの
手を繋ごう
あったかいんだよ
だから
また笑って
顔晴ろう日本