詩人:空白
僕らは蝶だ日常という守られた世界で思い思いに飛んでいる僕らは美しいだけの平和という花を必要としない外敵のいない温室で実体のない恐怖を所望している真実という苦い蜜を舐めるよりどこか荒れ果てた場所に咲く毒々しい花の甘い蜜を想像力で舐めながらどうして酷い可哀想とリンプンを撒き散らすだけその羽の模様にそのリンプンに毒がある僕らは蝶ではなくて蛾だとそこは温室ではなくて荒野だと早く気づいて