詩人:はるか
ざわめきで押しつぶされた耳をふさぎあらん限りの静けさの前にひざまづく羽音をたてる事も許さぬ虫達は一切の姿を消し去り花びらからすべり落ちる夜露の音色は渇ききった大地がねこそぎ受け止めるのだそしてわたしは双手をあげようおまえの声を聞くためだけに