詩人:人魚日和
鼠は自分の目線で嘆く鼠は自分の視野で泣く「あぁもうお終いだよ、これじゃ明日すら生きられない」鼠は象にちぃちぃと鳴いた象はなんでも知っていた鼠の視線も視野もその世界も「暗い明日を考えるんじゃなくてもっと先の未来から今自分が何ができるか考えるといい。」象は鼻に鼠をすくい背中にちょんと乗せてみる象の背中から見た世界「…ありがとう」一瞬でも見せられたその世界で鼠は明日からどう生きるのだろう。