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詩人:メイ
長年大事に飼われた猫は
寿命を迎えるとき
主人の前から
姿を消すってよく聞く
それってのは僕が思うに
自由気ままなわけでも
惨めな姿を見られたくない
わけでもなくて
きっと
猫なりの『考えた結果』
ってヤツなんじゃないかな
僕だって
自分の大切な人には
悲しい思いを
してもらいたくないし
涙を流してほしくはない
だから姿を消すの
そうすれば
ただいなくなっただけで
死を迎えたとは
断定出来ないから
自分勝手で気分屋な
行動に思えるけど
本当は
とっても不器用で
大切な人を
心から思いやった
行動なんじゃないかな
結局
人も猫も姿形は違えど
思うこと皆同じ
大切な人を
悲しませ涙させたくは
ないってことだよ