詩人:山鳩
まんげつのよるにあのこのうさぎはつきにめされましたつきにめされたあのこのうさぎはいつもそらからあのこをみつめていますつきのまるみをなぞるようにせなかをまるめてあのこのうさぎはあのこのよびごえをきいていますあのながいみみであのこのうさぎがはなったぎんいろのひかりはあのこのかなしみをいつかだれかをあいするこころにかえるでしょうあのこはまたひとつなみだのながしかたをおぼえました