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詩人:どるとる
夢でも見ているんだろうか
浅い睡魔に揺られ
ブランコ漕いでる僕の意識は
真夏の暑さに蒸発気味で
この際間違っててもいい
この世界には本当の答えや絶対的な正しさなんてないんだから
広がる空の前では僕なんか本当にちっぽけで
悩みなんてまるでないように思うんだ
君は僕が好きで 僕はそんな君が好きで
ただそれだけで世界は明日も廻るだろう
君が僕に笑えば 僕も君に笑いかける
たたそれだけで世界は明日も優しいだろう
いつからか抱いた気持ちは
水のように透明
綺麗だけどすぐに澱んでしまうよ
心の醜さまでもありのままに映すから
常識なんて頭にもなくて
ただ心行くままに向き合っていた
それでいいんだって世界は僕に言うよ
ふいの風に気持ちを悟られて 立ち止まる夜の中
信じられるものだけが光り輝いている
君は僕と同じ僕も君と同じ変わらない
ただそれだけで世界は僕らを非難する
ただ好きなだけじゃ
愛してるだけじゃ
いけないのかな 君だけしか見えないのに
指を差されるような愛ならば
笑われてしまうような愛ならば
正しさばかり考えて心を見ようとしなかった
でも今なら僕は君を受け入れられるよ
君は僕が好きで 僕はそんな君が好きで
ただそれだけで世界は明日も廻るだろう
君が僕に笑えば 僕も君に笑いかける
ただそれだけで世界は明日もまぶしいだろう
明日も僕は君を好きなんだろう
そして君は僕を好きなんだろう。