詩人:どるとる
繰り返す 時の行き来の中
すれ違うのはすべて同じだよ
誰の明日も同じように明日だけど
朝を迎えることなく終わる命もある
そこにあるのに見えないものを
僕らはこれからいくつ手にするかなあ
遠いようで 近い未来を僕らは 空を見上げるみたいに眺めてる
花が散る そんな景色によく似ている
人の命の終わり あとはただ静寂の闇
窓にあたたかい朝陽が差し込むと
カーテンを開けて 青い空に白い雲
当たり前なものがいつもそばにあると
思い込むけど 昨日とはまるで違う今日だ
同じようで 違う今日を人は何度でも何度でも繰り返すだろう
ここにある夜と
明日の夜は同じ夜でも違うように
朝も同じで
だから僕も同じだ
日々新しく生まれ変わる
夢から覚めた僕はさながらひよ子
生まれたばかりだから目が開かない
さあ殻を脱ぎ捨てよう ふたたび僕へとなるために
そこにあるのに見えないものを
僕らはこれからいくつ手にするかなあ
遠いようで 近い未来を僕らは 空を見上げるみたいに眺めてる
当たり前なものがいつもそばにあると
思い込むけど 昨日とはまるで違う今日だ
同じようで 違う今日を人は何度でも何度でも繰り返すだろう。