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[186013] 思春期

詩人:どるとる


流れ 流れて僕らは どこへ行くんだろう

口笛みたいな たよりないその場しのぎの嘘で
痛みをごまかしてる

僕は迷子のように ただ狼狽えて
いつでも願わずともそばにいてくれる誰かを絶えず探し求めてる

へそ曲がりな心は 愛されることを拒む
でも本当は誰より愛されたいと願ってる

意地っ張りな心は すぐ独りになりたがる
でも本当は誰より寂しがり屋なんだよ

だから 僕は まだ子供という殻から
抜け出せない 思春期なんです

北へ 南へ 心は さまよい歩いて幾とせ

大人というものは昔からただ社会に
縛り付けられた飼い犬みたいなもの

そう思ってたけど それは僕の間違いでした
でもたまに 情けなくなって 一番身近にいる 親の背中を 冷めた目で見てたよ

素直になれない瞳は 疑いようのない確かなはずの愛をまっすぐ見つめられない

もう僕にはわかっているはずだよ なにが愛かそうでないのか でもまだ駄々こねる

そんな自分を 鏡に映して見つめたら
まだ、まるで 幼い子供だった

思春期の延長線辿っていけば
今と何ら変わらない僕が 親の胸元で
抱っこされて うれしそうに笑ってた
まだ素直だったな 子供でいるなら あの頃みたいに純粋でいたい

へそ曲がりな心は 愛されることを拒む
でも本当は誰より愛されたいと願ってる

意地っ張りな心は すぐ独りになりたがる
でも本当は誰より寂しがり屋なんだよ

だから 僕は まだ子供という殻から
抜け出せない 思春期なんです

いつまでも世話のかかるあなたたちの子供なんです。

2014/08/15 (Fri)
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