詩人:トケルネコ
アタマに鯨が棲みついて半魚人になりたい夜もある母乳の白はまだ生臭い息で温めてクチビルはたわんだ味のワイン飲み下しピリリと塩胡椒浴びる生肉ね私ドレスアップした夜に雨と踊るよう花瓶の花を引きちぎるよう壁という壁に爪立てて欲しいただ写して欲しいパチリと反転する白黒写真ね私あなたの傍で泳ぐのに邪魔な羽なんかもぎ取ってフルーツみたいに丸まって待ってるからその首筋の静脈グサリと射し込むナイフね貴方