詩人:美虎
全てを知り尽くして
それでも
一緒にいたいと思う
気持ちがあるなら
その気持ちは
一生もんだと
確信できるよ
安心できるよ
けど
今すぐそれを実現するのは
難しく
これも僕らが
乗り越えなければならない
1つの壁
その壁は
君にとっては
何ともないかもしれないけど
僕にとって
一番高くて
一番近くて
一番怖い
怖い
怖い
その壁を乗り越えるには
君の手が必要なんだ
離したら
落っこちて
きっと死ぬ
全てを君に捧げる僕
だから
君が離せば
終わってしまう
僕の人生
僕の全てを知った君の気持ち
考えれば考えるほど
怖くて
体が震え出す
人間
いつ心変わりがするかなんて
誰にもわかりっこない
こんなに不安なのは
君のせいじゃないよ
僕が弱いだけ
ズタズタにされた
僕の目に
「絶対」は見えない
ただそれだけ
いつか君と一緒に
その壁を乗り越えられる時が来たら
僕は目ではなく
心で「絶対」が見える
そんな気がするよ
その日が来るまで
僕の手を
離さないで