詩人:咲麻
一番強く輝いているあの星が欲しかったたかが数十メートルの距離を手を伸ばし走るなんだか手に入りそうな気がして近付きも遠ざかりもしないただ平行に動くだけ足元が見えず小さな石に躓いた擦れた表面滲む赤あの星は変わらずただそこに在るあの星が欲しかった強く輝くあの星になりたかった