詩人:どるとる
ほら 見えるだろうか 仄かに灯る明かり
ほうき星が 流れてく先を 指でなぞって
美しいものなんてまやかしだと
嘯いていた唇をそっと黙らせて
僕はすべての光放つものに 途絶えない憧れを抱く
意識の外れでくるり くるり 渦を巻く 銀河
それはあらゆるすべての生命の物語のはじまり
ちっぽけな細胞から歩き出した世界
石斧を振り上げて獲物を追いかける
狩りに費やした日々よ
僕も見てるよ いつか誰かがこの場所で
星を見たように 同じ気持ちで今も
遠い太古に心は帰る。
2014/08/16 (Sat)