詩人:どるとる
どうして どうして
この胸は しめつけられるほどに脈打つんだろう
どうして どうして
あなたの笑顔を見ると こんなにもうれしいんだろう
わからない すべてがはじめての出来事
まるで 病気さ 僕は恋わずらい
やさしい雨に 濡れているよ
学生服をとうに脱いだ青い季節は過ぎてもまだ
僕に 春を くれたんだよ
うまくは言えないけどあなたが好きなんです
いつでも いつでも
あなたのことばかり考えてるよ 今、何してるかなあ
ああ朝でも夜でも あなたの声が聞きたいと思う なんて口が避けても言えない
見えない ページをそっとめくれば 夏はもう終わりだね
葉っぱが色づいてく
恋をした 世界が変わった 見える世界が
まるで 夢のように輝いている
僕を濡らす雨 少し躓きながら
歩き出した 日々にはもう 寂しさは必要ない
悲しみを吐き出すような涙とは ここでさよならさ
愛というものの痛みを知り
愛というものの優しさにふれて
僕は少しだけ 大人になる
やさしい雨に 濡れているよ
学生服をとうに脱いだ青い季節は過ぎてもまだ
僕に 春を くれたんだよ
うまくは言えないけどあなたが好きなんです
相変わらず不器用で 言葉少なだけど
少しずつ 言葉にするよ
あなたを愛しているんです。