詩人:どるとる
人は見栄っ張り裸の王様です
ありもしない光に 手を伸ばしたがる
この世界はまるでサーカス小屋のようさ
滑稽に 人は汗水流し 意味のない毎日を
繰り返し繰り返す
僕は何かを 偽るように 僕は何かをごまかすように
悲しいときほど笑ってる 道化師なんです
赤いお鼻が 似合うでしょう
くだらないことが得意なんだ
ほらでも なんの役にも立ちゃしません
世界は滑稽だ 滑稽だ 僕らは常に忙しい
時計は止まらない
僕は笑いながら泣いている 器用な道化師だ
的をはずした歌を歌っているよ
神様はいない 天国もない
この世を支配するのは 常識という名の標識
僕は何かを 偽るように 僕は何かをごまかすように
悲しいときほど笑ってる 道化師なんです
世界は滑稽だ 僕らは滑稽だ まったくもって嘆かわしい
未来は揺るがない
僕は たとえようのない大きな波にさらわれる
道化師だ。