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[186131] そんな君を僕は傷つけたんだなあ

詩人:どるとる


君の笑顔が涙でにじんで いつもの君が隠れん坊してる
どこにいっちゃったのかなあ いつもの明るい君は

僕は君の笑ってる顔が一番好きなのに
泣いていたら 笑顔が見えないじゃないか

泣いてる君を見るたび何をすればいいのかわからなくて ただ雨が止むのを待つように遠くから眺めてたよ

いつの間にか 君はいなくなって
この部屋から君の笑顔が消えて
僕はひとりぼっち なぜか考えたけれど
答えが出せずに ただ君の帰りを待ってた

やっと答えを出せたときには 君のメアドは変わってた
べつの誰かの優しさに寄り添っているのかなあ

今更何を言うつもりはないけれど
僕は自分の価値観を君に押し付けてた

誰もいない 夕暮れ時のリビング
ここから見えるキッチンに 君の面影が見えた気がして
僕は急いで部屋を出た

降り出した 夕立の中君の家に向かった
言葉はうまくまとまりゃしないけど
君がいなくなってこんなに寂しいんだって 少しは素直になれたって伝えたくて

僕はまだ君にそういえば一度も伝えてなかった
愛してるって言葉 今言うには遅いかなあ
でも今しかないと思ったんだよ

君は こんな僕を 許してくれるかなあ
ずぶ濡れでドアを開けて 泣いてる僕を
君は何も言わずに部屋に上げてくれた
ひたすら謝る僕に君はいつもの笑顔くれた

そんな君を僕は傷つけたんだなあ
そんな君を僕は愛せなかったんだなあ
でももしもう一度チャンスがあるなら
そんな君を僕に愛させてくれないかなあ
君の隣で また一緒に笑っていたいなあ。

2014/08/24 (Sun)
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