詩人:どるとる
闇の中に 浮かぶ
小さな光 それは
無音の中に ある
聴こえない音
確かめるには
心をつかうんだ
目を開けたままじゃ
耳をすましただけじゃ
わからない それがきっと大切なことなんだ
僕らのささやかな暮らしの隙間に
流れるメロディ ひとつひとつ重なって
命が奏でる 素敵な歌に変わる
僕は謳う この世界の悲しみを
生きることの 苦しみさえも
目をそらしてちゃいけない
耳をふさいでいてはいけない
幸せとは 無縁の世界で生きる 人にも
見える光があるのならそれがきっと希望だ
僕らの つつましやかな努力や頑張りの積み重ねで
何が出来るかわからないけれど 何かが出来る
僕は 抱きしめる 目の前のすべてを
僕に涙を流すことを教えてくれる
悲しみさえも愛している
苦しみさえも尊いんだよ
争いの絶えない国に生きる人の明日は
悲しいだけでは終わらない そう信じていれば
それが希望と呼べる
僕は謳う この世界の悲しみを
生きることの 苦しみさえも
目をそらしてちゃいけない
耳をふさいでいてはいけない
幸せとは 無縁の世界で生きる 人にも
見える光があるのならそれがきっと希望だ。