詩人:どるとる
夜の中に 生まれる声 しだいに光に変わる
闇を照らす 形のない光は見えない悲しさに寄り添いながら
君の涙を遠くから見つめてる
ああ なんとなく眺めている景色は
まるでどこか 知らない世界のようで
僕は目を閉じて 闇の中に目を凝らす
本当に大切なものなら闇に閉ざされても
けっして消えることはないと知っている
温度を持っている それぞれの要領で
向かうべき場所まで 命を運んでいく 運んでいく
ああ なんとなく 抱きしめている愛は
少し汚れてるけどそれが人間らしくて
僕は耳をすまして たくさんの音の中から
本当に受け取るべき君の声を探し出す
いつでもそばにあるものを愛している
ああ なんとなく眺めている景色は
まるでどこか 知らない世界のようで
僕は目を閉じて 闇の中に目を凝らす
本当に大切なものなら闇に閉ざされても
けっして消えることはないと知っている
夜はまたたくものだと知っている。