詩人:ふくざわゆいと
棺の中で 安らかに キミは眠った
ボクには 分からなかったんだ
なぜ キミがそこに横たわっているのか
ねぇ そんな冷たい所にいるなよ
こっちに 軟らかいベッドがあるよ
いつものように 二人で寝ようよ
温め合うように 重なり合うように
ねぇ 聞こえてる…? さっきから
ボクはキミを呼んでるんだよ?
返事をしてよ 目を開けてくれよ
触れた身体に 温もりはなくて
交わした唇は 色を失っていた
キミの身体なのに キミがいない…
もう二度と キミの笑顔を見ることも
キミがボクを呼ぶことも 亡くなった…
棺の中には キミの抜け殻が
転がってるだけだと 悟った…