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[88508] 『君』

詩人:ゆきむら

幾度となく耐えて
何の意味があるの…?

救われた事なんて一度も
なかったよ

音をたて崩れる未来
音をたてずに離れる君

悲しくもない…
楽しくも…嬉しくもない…。

ただ生き場のない怒りだけが僕の頭かけめぐった。

人を思い…人にけなされ
君に嫌われ…愛を殺し

甘く邪魔な考え蹴散らした。

夢の延長線に見えた絶望

絶望の先に佇む僕


利口な生き方って何…?
自分自身が生きた道が
例え荒れた道だろうと
嵐吹き荒れる道だろうと
後悔なんてないはずだった

そう…
君を再び
思い出すあの時までは。

2006/11/01 (Wed)
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