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[172605] 星屑の詩

詩人:百年草


大袈裟に云うなら

僕は屑みたいな人間だ


例えば僕があの北の空に

輝く星のどれかだとしたら

それは多分

星座にもなれない孤独の星


例えば君があの南の空に

輝く星のどれかだとしたら

星座の真ん中で

他のどの星より輝く一等星

僕らの生きるこの星を中心に考えるなら

その距離は余りにも遠すぎて

いくら手を伸ばしても

いくら強く想っても

君には届かない


だから僕は流星になりたい

そして君のところへ

それでこの身が朽ちたとしても

星屑になれたなら

それでもいいときっと思えるから

それでもいいと思えるのかな?

2011/12/07 (Wed)
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