詩人:風凛
愛の海に溺れる訳にはいかない。貴女のためにも、ここで鋭利に線を引く。いっそ、海に飛び込みたいが、ここで溺れてしまったら、俺も貴女も明日は空虚。…だから俺は、ただ目を伏せるしかない。貴女の潤んだ眼をかわして、床を視るのみ。