詩人:orangest
窓の隙間から覗きこむ光
それはただ優しくて尊くて
だけどそれは時に残酷なもので
思わず目を逸らしたんだ
理由のない争いを繰り返し
涙流すことさえも今はもう
どういうことなのかもわからないよ
不自然な正義のために
全てが無に還ってしまうその前に
愛を知りながら愛を守りながら
僕達は生きていくんだよ
決して癒えることのない
大きな傷をその体に背負いながら
遠くから聞こえてる叫びに似た
細く小さな誰かの呼ぶ声
切りもなく変わりゆく時代の中で
できたことは何だっただろう
そして今からできることは何だろう
夢を待ちながら夢を信じながら
僕達は生きていくんだよ
まだはびこり続けてる
満たされない欲望の中で
全てが無に還ってしまうその前に